『自殺者1万人を救う戦い』

ヨーロッパハウス。ここに駐日欧州連合(EU)代表部があります。いわゆるEU本体の大使館的なところですね。場所としてはフランス大使館とドイツ大使館の間にあります。

こちらの経済担当官レネ・ダイグナンさんが、ドキュメンタリー映画を撮影されました。足かけ3年を費やした作品『自殺者1万人を救う戦い』。ヨーロッパハウスで開かれた上映会に行ってきました。それにしても寒い夜でした。

毎年3万人もの方が自殺しています。一方、交通事故の死者は1万人を切るようになってきました。交通戦争とも言われた時期もありましたが、様々なところで問題として取り上げられ、啓蒙活動や対策が取られてきたからでしょう。交通事故が減ったように、自殺も減らせると監督は考えています。「現実的にできることがある」と。

映画では様々な人々へのインタビューを通じて、10の提言が示されます。精神医療や生命保険の問題から、「話に耳を傾ける」ことまで。それらはごく当たり前の事でした。しかし改めて突きつけられると、これは日本人には苦手な問題なのかもしれません。「自決」「切腹」などを美談にしてしまうこともありますから。これはアイルランド出身の監督ならではの視点であると言えるでしょう。

 

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