Archive for イベント

来年の年賀状〜三之助をみたかい?〜


来年の年賀状が届きました。年賀のところを消すと年内に届くようですね。

こちらは柳家三之助さんからでした。「三之助をみたかい?」のお知らせです。ポッドキャストやネット動画など、手軽に落語を楽しめるようになりましたが、やっぱり落語はナマで聴くのが楽しいです。会場の日暮里サニーホールは、落語を聴くにはちょうど良い感じの広さで、しかも駅から近いし、開演時間が私にはちょうど良いのです。会社が終わって電車に乗り、鶯谷寄りの改札を抜け、おそらく外国の方でしょう、うら若き女性の「マッサージいかが」と怪しい誘いをすり抜け、会場近くの立ち食いそば屋でイカげその天ぷら蕎麦食してお腹を落ち着かせると、大体開演時間5分前なのですねぇ。先着順ですが会場が大きくないので、例え一番後ろの席でも全く問題なく楽しめます。

二つ目の時に始めたネタおろしの会がそもそもだったかと記憶していますが、既に26回になったのですね。ネタおろしは演者によっては酷いときもあります。やっぱり二つ目の方の会で「今のご隠居?それとも八っつあん?」話が混乱しちゃって分からなくなった事がありました。私が行った範囲ですが、この会でそうした目にあったことはないです。三之助さんは本当に勉強なさっているのでしょうね。今回も間違いなく楽しませてくれるでしょう。

チケットは柳家三之助師のホームページでどうぞ。

恵比寿ゴスペル祭2012

恵比寿ガーデンプレイスで、恵比寿ゴスペル祭2012が開かれていました。


光輝いているのはバカラのシャンデリアだそうです。明るすぎてiPhoneのカメラでは捉えきれませんでしたが、現物は本当に豪華。その前の特設ステージで賑やかで楽しいステージが繰り広げられました。クリスマス気分ですね。

ステージの周りもかなりの人が・・・。

最後にツリーもパチリ。

写真展を見に来たのですが、思いかけずに楽しませてもらいました。

巨匠たちの英国水彩画展

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の巨匠たちの英国水彩画展。良い作品が多い展覧会でした。

今回の展覧会は、マンチェスターにあるウィットワース美術館のコレクションだそうです。イギリスの地方の一美術館のコレクション展ですが、ウイリアム・ターナーの初期から晩年までの作品が揃っているそうで、今回の展覧会にもそのうちの30点が来ています。

ターナー10代、200年前の作品です。写実的な作品ですが、空と雲の表現に、将来の片鱗を感じます。

湖に映る月明かりを描いたターナー60歳代の作品。思わずため息がでます。

習作です。構図や色彩の調和を試してみたのでしょうか。陰影や色の置き方など、風景を描くときの参考になりそうな作品です。

ターナー以外の作品も見応え十分です。会場は空いていたので、一点、一点、ジックリと見られました。

紹介した作品は、カタログの画像を撮影したのですが、巻末には、幾つかの絵画とその現在の写真が掲載されています。

100年以上も前に描いた風景が、今も残っているというところに、イギリスの伝統を感じます。

展覧会の構成も見やすくて充実していました。超目玉は無いものの、満足できる展覧会です。水彩画を堪能できました。

『自殺者1万人を救う戦い』

ヨーロッパハウス。ここに駐日欧州連合(EU)代表部があります。いわゆるEU本体の大使館的なところですね。場所としてはフランス大使館とドイツ大使館の間にあります。

こちらの経済担当官レネ・ダイグナンさんが、ドキュメンタリー映画を撮影されました。足かけ3年を費やした作品『自殺者1万人を救う戦い』。ヨーロッパハウスで開かれた上映会に行ってきました。それにしても寒い夜でした。

毎年3万人もの方が自殺しています。一方、交通事故の死者は1万人を切るようになってきました。交通戦争とも言われた時期もありましたが、様々なところで問題として取り上げられ、啓蒙活動や対策が取られてきたからでしょう。交通事故が減ったように、自殺も減らせると監督は考えています。「現実的にできることがある」と。

映画では様々な人々へのインタビューを通じて、10の提言が示されます。精神医療や生命保険の問題から、「話に耳を傾ける」ことまで。それらはごく当たり前の事でした。しかし改めて突きつけられると、これは日本人には苦手な問題なのかもしれません。「自決」「切腹」などを美談にしてしまうこともありますから。これはアイルランド出身の監督ならではの視点であると言えるでしょう。

 

ガマンの芸術

秋色。上野にある東京藝術大学の大学美術館です。ここで尊厳の藝術展―The Art of Gaman―が開かれています。

今から70年前。第2次対戦の最中、アメリカで普通に暮らしていた多くの日系人が強制収容所に送られました。今まで築いたきた生活を手放さざるをえず、手荷物だけで、砂漠の荒れ地で自給自足に近い生活を強いられたのです。名前ではなく番号で呼ばれ、粗末なベッドだけのプライバシーのない集団生活。床板は隙間だらけで、砂嵐が来ると、そこから砂が室内に吹き込みます。隙間から入ってくるのは砂だけではありません。時にはサソリもそこから入ってきたとか。想像以上の過酷な状況は3年以上も続くことになります。

しかし、そこで生きていかなければいけません。

その為に家具など生活に必要なものを手作りしました。端材でできた無骨だけれど温かみのあるイス。ツルツルに磨かれた石などを装飾に使った引き出しなど。それらを産み出す道具も時には作っていたようです。手作り故、使ったらきっと指が痛いだろうというようなハサミも展示されていました。

見事だったのは、生活を彩ったものたち。木の根や古い歯ブラシ張り具合を動物に見立てた置物は、鳥のブローチもカラフルでキレイ。木片を削って磨いて作ったそうです。でも足の細さは木では表現できないので、思いついたのが、窓に嵌められた網戸の端の部分の針金でした。地面を掘って出てきた貝殻を集めて作られたブローチも素晴らしい。

他にもたくさんの驚きがある展覧会でした。そしてこれらを産み出した人々の精神力に感動させられます。2年前にアメリカで”ガマンの芸術”として紹介されたのが基となった今回の展覧会。来月12月9日までの開催で、その後福島、仙台、沖縄、広島と巡回します。なお入場は無料です。

リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝

リヒテンシュタイン。随分前に見たテレビ番組「水曜どうでしょう」のヨーロッパ編でドイツやスイスと近かったような、森林が広がっていた記憶があるだけでした。瀬戸内海の小豆島ほどの広さの国です。ハプスブルク家の家臣だったカール一世の美術コレクションが認められて世襲侯爵に処せられたのが、徳川家康の時代です。その後、神聖ローマ帝国から独立し、紆余曲折を経て現代にまでコレクションが引き継がれています。世界屈指のコレクションの一部が六本木の国立新美術館にやってきました。

「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展。「ようこそわが宮殿へ」とまるでこの絵の子が言っているようですが、この子は言ってません。ともあれ、華麗なるコレクションです。特に「バロックサロン」これは豪華です。
バロックサロン
展示室をまるごと、宮殿の一部屋として再現しています。家具や彫刻、工芸品を並べ、タペストリーで壁を覆い、天井にも天井画を配しているのです。作品には番号だけが振られていますので、手前に置いてあるリーフレットをお持ちになった方がよいでしょう。
IMG 5392

このバロックサロンは入口から間もなくの展示なのですが、これはあくまで目玉の一つです。
その先の名画ギャラリーには、ルーベンスの作品がずらり。その中の一点。ルーベンスの娘、クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像です。この子は女の子だったのですねぇ。

Highlight2 photo01

これは5歳ごろだそうで、ルーベンスは他に4点、クララを描いたそうです。この愛する娘はなんと12歳でこの世を去ってしまいました。

1点ラファエロも来ていました。ラファエロは来春の国立西洋美術館が楽しみです。
他にも、今年見た展覧会で印象に残った画家の別の作品に出会えました。エルミタージュ美術館展で「自画像」が美女過ぎると感じたエリザベト・ルイーズ・ルブラン
20120816 80099

の、リヒテンシュタイン侯爵夫人の肖像画「虹の女神イリス」という作品。

Highlight1 photo05本当に美しい女神。描かれ本人もさぞかし満足されたと思いきや、一族からこの絵にクレームが。曰く「素足とは怪しからん!」と。
そこで夫の侯爵は絵を飾った床に靴を揃えておいて、「靴を脱いで、宙を舞っているのです」とユーモアで返したのだとか。

ベルリン国立美術館展で、私はフェルメールよりも長く立ちすくんでしまった静物画、「果物、花、ワイングラスのある静物」を描いたヤン・ダヴィッドゾーン・デ・ヘームの静物画もありました。

描いたものの存在感が際立っていて、手に取れそうと思ってしまいます。

マウリッツハイス美術館展で小さな作品ながら妙に印象づけられた「笑う少年」

を描いたフランス・ハルスの「男の肖像」

やはり笑みが浮かんでいます。こちらもつられて笑ってしまいそうです。ちなみにフランス・ハルスはオランダの方です。

絵画ばかりではありません。「クンストカンマー」(アートルーム)に展示された工芸品の見事なこと。特にこの「牡鹿に乗るディアナ」はユニークです。

実はこれ、ぜんまい仕掛けの酒器なのです。鹿の首を外して中にお酒を入れて、ぜんまいで動かし、止まった前の人がその中身のお酒を飲むという、お遊びのものです。1610年頃の作品ながら今も動くのです!組み上げて動かしているムービーがそばに置かれたiPadで再生されていました。

まだまだ気になった作品はたくさんありましたが、それは会場に足を運んでご覧下さい。

さて、今回の音声ガイドは大地真央さん。解説はもとより、登場人物の侯爵やプリンセスなど、男女それぞれを演じ分けていらっしゃるのは、さすが宝塚出身だと楽しく聴けました。

大変見応えのある展覧会です。お天気がはっきりしなかったせいなのか、比較的ゆったり見られて楽しめました。ただし、見終えるとナイフやフォークが並んだ食事をしたくなるかもしれません(^^;

第53回 東京名物神田古本まつり

写真は、去年の模様です。

明日から1週間、読書週間に合わせて開かれるのが第53回 東京名物神田古本まつりです!

そして第22回 神保町ブックフェスティバルも開かれます。こちらは、明日から2日間。土日です。写真は同じく去年のものです。

本の物色もさることながら、色々な催し物がありますから、楽しみにしていらっしゃる方も多いでしょう。知り合いの古書店の方は、「毎年蔵書印を作っているのよ」なんておっしゃっていました。いわゆる篆刻(てんこく)ですね。私も別の機会ですが、石に彫刻刀のようなもので彫って作った事があるのですが、考えていたより簡単に石が削れたのに驚きました。どんなに酷い出来だったとしても、自分で作ったものは愛着が湧きますから。描いた水彩にポンと押印して楽しんでいます。

皆さんも、本を探す+アルファを見つけて下さいね。